倉庫にうずたかく積みあげられたプラスチック廃棄物。多くは自治体で回収された=千葉県富津市のエム・エム・プラスチック
これまで家庭ごみの収集が無料だった東京23区で、有料化に向けた検討が始まりました。ごみの有料化の賛否や、ごみ出しの工夫についてアンケートをしたところ、4月末までに100件を超える声が寄せられました。なるべくごみが出ないように、そもそも製造側に「過剰包装」の是正を求める意見や、分別の判断ができないごみが手元に残るという悩みもありました。(朝日新聞withnews編集部・金澤ひかり)
【アンケート】あなたの地域のごみは有料?無料?分別の工夫は
アンケートでは、製品の「過剰包装」が問題だという声が複数、寄せられました。
埼玉県の60代は「過剰包装が多すぎる。菓子類の個包装、野菜など。ゴミは不要なプラスチック包装が一番多い。有料化には賛成するが、包装ゴミに料金を払うようになる」。
東京都の60代女性は「過剰包装を避けたいのに、無駄な包装が多すぎる」。 「安いお菓子にも、トレーが入ってるし、それを私一人が拒んでもメーカーがやめないと変わらない」
兵庫県の70代女性は、自身が子どもの頃に比べて製品の包装が「過剰」になったと指摘します。
「子どもの頃、母が出すゴミは本当に少なかった。それを思うと、より便利に、より清潔に、より過剰になった今の商品の売り方や包装・流通のあり方を根本的に見直すしかないのではと思います」
全国でプラスチック製のレジ袋が有料化したのは2020年からですが、京都府の60代女性は「40年以上前からマイバッグを持ち、ゴミになる包装は断り、ラップなどもほとんど使わない」といいます。
「私の住む市ではかなり以前からゴミ袋が有料化されたが、その際、審議委員になって、リサイクルできる瓶・缶は無料(回収)にするよう提言し、採り入れられた」といいます。
多くの人に「ゴミを減らし、環境負荷を減らしましょう」と呼びかけたいとつづる女性は、「それ以上にメーカーはゴミになるものを売らないでと強く要望したい」といいます。
スーパーの生鮮食品トレーの改善を求める声もありました。
埼玉県の50代女性は「肉魚のトレーって何とかならないのでしょうか。プラの飾りとか、もっといらないです」と訴えます。
富山県の30代女性は「スーパーの食品トレーが全て均一規格になってほしい。統一規格でないことでうまく重ねられずかさばるなど、正しく捨てる場合にもイライラする」といいます。
牛乳パックのように、ほとんど同じ形状になるように、容器や包装、小売店の業界団体などで検討し、「プラ包装やトレーの規格を統一してほしい」と求めます。
また、「色付きトレーの回収やプラ包装は回収してくれないなど、ゴミを減らそうとしても減らせない」とも訴えます。
東京都の40代女性は、繰り返し使える容器の普及を願っています。 「メーカーには製造時点での包材の削減をもっと積極的に進めてほしいです。また、リターナブル容器の普及が加速してほしいです。テイクアウトのごみが非常にストレスです」
出典: Yahoo!ニュース
